経営学部 経営学科
経営学部 経営学科
6月8日(月)、経営学部開講科目「航空交通論A」(担当教員:西澤)において、Peach Aviation株式会社 広報室のユルドゥルム ファーティ氏を外部講師としてお招きし、「日本初のLCCが変えた『空の景色』と次なる進化――挑戦者の軌跡から『大人のPeach』へ」と題した特別講義を実施しました。
講義では、単一機材の採用による整備コストの削減、直行便を中心とする効率的な運航、オンライン直販の徹底という3つの柱で成り立つLCCビジネスモデルが紹介されました。このモデルが「高くて飛行機に乗れなかった」層の潜在需要を掘り起こし、インバウンド旅客の拡大にもつながってきたことを学びました。また、2011年の設立からわずか3年での黒字化達成など、スピード感ある成長の軌跡も紹介され、LCCが航空産業に与えてきたインパクトを実感する機会となりました。
さらに、Peach創業15周年を機に2026年4月に実施されたブランドリニューアルでは、日本のLCCが黎明期から成熟期へと移行しつつあるなかで、Peachが次の成長段階をどのように描いているのかが紹介されました。「ちゃんとしているけれど構えなくていい」をコンセプトに、従来の「手軽さ」という価値はそのままに、上質感と安心感を追求する「大人のPeach」への進化について学びました。定時性の改善や予約サイトのリニューアルなど、オペレーションと顧客体験の両面から基本品質を高める取り組みを通じて、学生にとって、LCCを単に「安い航空会社」としてではなく、成熟する航空市場のなかで新たな価値を提供するビジネスモデルとして捉え直す機会となりました。
本科目は、航空産業への理解を深め、航空交通をより身近に感じてもらうことを目的としています。今後も現場をよく知る実務者や研究者をゲストにお招きし、教室だけでは得られないリアルな視点からの学びを継続的に提供していく予定です。
